化粧品子のブログ

登録販売者、化粧品一級スペシャリストの損しない成分解析ブログ

キッカの下地を色々調べてみた

ツヤ肌メイクという事で、好きなメイクさんとか色々しらべてました。

ファンデが好きだったブランド、吉川康雄さんというメイクアップアーティストが監修?してはるキッカを調べてみました。

 

もちろんメイクアップアーティストさんの本も持ってますし、すごい方なのです。

しかし、下地を作ったメーカーさんが残念というか、やはりメイクアップアーティストさんは、成分とかじゃなくて、テクニックや、質感などで判断するので、メイクアップアーティストさんは悪くないと思います。

 

前置きが長くてすみません。

この下地は残念下地は

 

キッカ ラヴィッシンググロウ
全1種 4,000円(税抜) SPF33・PA++ 30g

 

ラヴィッシンググロウ メイクアップベース シマー

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  • 合成界面活性剤フリー
  • 合成ポリマーフリー
  • パラベンフリー
  • 防腐剤フリー
  • 紫外線吸収剤フリー
  • アルコールフリー
  • タール色素フリー
 
ブランド: キッカ(CHICCA)
メーカー: カネボウ化粧品
カテゴリ: 化粧下地
容量: 30g
価格: 4320円

 

メイクアップベース 

みずみずしい感触で、
ファンデーションの艶感と透明感を引き出します。

肌本来の艶感をキープし、みずみずしい仕上がりに。
スキンケア後に顔全体に塗るだけで、
キッカのファンデーションの艶と透明感を引き出します。

溶剤
エタノール 溶剤、可溶化剤、収れん剤
グリセリン 保湿剤、変性剤
メトキシケイヒ酸オクチル  
t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン 紫外線吸収剤
ミネラルオイル 油剤、閉塞剤
(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー 合成ポリマー、乳化安定剤
イソヘキサデカン 油剤、エモリエント剤
PEG-60水添ヒマシ油 合成界面活性剤、洗浄剤
ポリソルベート80 合成界面活性剤、変性剤
アミノメチルプロパノール アルカリ剤、pH調整剤
キサンタンガム 天然ポリマー、乳化安定剤
(アクリル酸/アクリル酸アルキル(C10-30))コポリマー 合成ポリマー、皮膜剤
オレイン酸ソルビタン 合成界面活性剤、乳化剤
ジブチルヒドロキシトルエン 酸化防止剤
エデト酸塩 防腐剤
まず、みずみずしい質感を作ろうと思うと、たくさんのエタノールが必要になります。
しかし、エタノールは揮発性の高いもので、時間と共に水分を奪い、乾燥や熱をおびます。
もうこの2文字で買わないの確定ですが、
更にダメなのが、紫外線吸収剤が直接肌に触れるか作りです。これも乾燥や刺激を招きます。
メトキシケイヒ酸オクチルt-ブチルメトキシジベンゾイルメタンは、紫外線吸収剤ですが、特にt-ブチルメトキシジベンゾイルメタン主にUV-Aを吸収する数少ない吸収剤のひとつで、UV-A吸収剤として最もよく使われています。薄黄色~黄色の粉末状で油にわずかに溶け、水、アルコールには溶けません。化粧品基準では「すべての化粧品に配合の制限がある成分」に分類されています。
ということは、(配合規制濃度が低い=毒性が高いということ)

紫外線防止剤の中では最も毒性の強い成分と判断されている成分です。

だから、みずみずしい肌にもならないし、例え崩れにくいとか、ポリマーもう入っているので、毛穴や小じわが隠せても、お肌にはすごーく負担がかかりますっ。

こんな下地は塗らない方がマシでは?

他のキッカのシリーズの下地も似たり寄ったりで、買うつもりの方はやめておいた方がいいと思います。

けっこうキツく批判しましたが、これよりもっと安くていい下地はたくさんあります〜。悲しい現実でショックでしたー( ;  ; )